詩人、新川和江先生のこと。

詩人、新川和江先生のこと。

 

産経新聞の投稿欄「朝の詩」の元選者だった新川和江先生が、2024年8月10日に逝去されました。心からご冥福をお祈りいたします。私が何年か前から、この欄に投稿を始めて以来、新川先生には何編の詩を選んでいただきました。選者が八木幹夫先生に代わられてからも、毎月必ず1篇の詩を投稿しています。このように、毎月詩をつくり、投稿する楽しみを与えていただいた新川先生には心から感謝しています。新川先生は以前、こんなことをおっしゃっています。「詩は頭で考えてつくるものだと、考えられています。言葉を選んだりするには、もちろん頭もなくては困りますが、それより先に、目や耳や鼻や舌や、肌がどう感じたか、が、大事なのです。詩は体で書くもので、その中心に<心>があります」これからも、新川和江先生の教えを忘れずに、詩をつくり続けたいと思います。合掌。

2024.8.28